レシピを見ないで作れるようになりましょう。
- タイトル:レシピを見ないで作れるようになりましょう。
- 著者名:有元葉子
- 出版社名:SBクリエイティブ
- 刊行年月日:2017/12/24
- ページ数:176ページ
- ジャンル:レシピ
- 料理に自身がない人
- 料理の基本を知りたい人
- あるものだけで、パパっと美味しいものを作りたい人
本当にレシピを見なくても、作れるようになります。
しかも、美味しい!
マーケットで見かけた旬の素材や、宅配で届いた野菜で、さっとおかずが作れたらいいと思いませんか?
『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』より
料理本やネットに頼らずに。
もともと、家庭料理はそういうもので、家のごはんはそういったものなのです。
料理研究家の有元葉子さんの異色の料理本。(レシピ本と呼ぶのは失礼?)
素材の音や香り、鍋の中を自分の目で見て、五感で感じながら料理を作る。
それが大切だ、と有元さんは述べます。
この本には、本当にレシピは載っていません。
普通の読み物のように、びっしりと文章で埋まっています。
ところどころ、美味しそうな料理や食材の写真に食欲をそそられます。
まるで、お母さんから料理を習うように、
一緒に料理を作りながら、美味しくできるコツを丁寧に伝授してくれる。
そんな感じの本です。
本書との出会い
料理は一通りできるつもりになっていた私でしたが、最近、「本当にできるんだろうか?」と疑問を持ちました。
中華はクックドゥだのみだし、だしだって、顆粒だしじゃないか!
一から学びなおしてみよう!
と一念発起して、ABCクッキングに1年間通いました。
だしのとり方、お米のとぎ方、エビの下処理、調味料を入れる順番など、
基本を学んで、しばらく、レシピ通りに、しかも素早く作れるようになろうと
練習を重ねていました。
卵焼きも、一番だしを使ったりして、とっても美味しくできるようになりました。
スコッチエッグまで作れるようになりました!(ちゃんと割ると半熟の黄味が流れ出します)
でも、毎日のこととなると、大変です。
そんな時に書店で目に飛び込んできたのが、この本。
『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』
私のことを見透かされているのかと思いました。
ズバッと確信をつくような。
すごくいいタイトルですよね。
オススメポイント
本書で勉強になったな、と思ったのは、
フライパンの使い方
フライパンをしっかりあたためてから使うと、ごげつかない。
野菜炒めがとっても美味しくなりました。
お肉の焼き方
片面ずつ、触りすぎないでじっくり焼く。
(いつも、いじくりまわしていました…)
サラダの作り方
たっぷり水を吸わせて、オイルと酢と塩コショウをまんべんなくまとわせれば、葉物ひとつでも立派なごちそうに。
フライドポテト
サックサクのとっても美味しいポテトを作れるようになりました!
本当に、家庭料理って、
ただ、焼いたり、煮たり、あえたり、揚げたりするだけで、
とっても美味しく食べられるんだ!
と、ものすごく感動しました。
そうそう、豚のしょうが焼きも、すごく美味しくなりました。
ぜひ、みなさんもコツをつかんで、
パパっと美味しい料理を作ってみませんか?
「これから、料理を覚えたい」という方にも、
「もっと、手早く美味しい料理が作りたい」という方にも、
とってもオススメです。
著者紹介
有元葉子
3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。
素材を活かしたシンプルでおいしい料理だけではなく、洗練された暮らしぶりや、軽やかに人生を楽しむ生き方が世代を超えて熱い支持を集めている。
メーカーと共同開発するキッチン用品「ラパーゼ」のシリーズは使いやすさと機能美を追求し、ファンが多い。
不定期で開催される料理教室は、毎回多数のキャンセル待ちが出る人気。
著書に『私の住まい考 家と暮らしのこと』(平凡社)、『バランスごはん』(東京書籍)、『使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・からだ・頭』『毎日すること。ときどきすること。』(ともに講談社)など多数。
有元葉子さんの「暮らしは楽しい」
あわせて読みたい本
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作りおきレシピ
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- 出版社名:有元葉子
- 刊行年月日:2018/9/20
- ページ数:184ページ
- ジャンル:レシピ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。