原稿の執筆、お疲れさまでした!
書き終えたら、忘れずに読み返してみましょう。
- 原稿を書き上げたけれど、文章に自信がない
- どこに気を付けて読み返せばいいかわからない
- 文章を読み返すときのポイントとやり方がわかる
では、さっそく見ていきましょう!
書き終えたら、読み直してみよう!
誤字・脱字のない文章は信頼度がアップします。
原稿を書き終えたら、最低5回は読み直してみましょう。
文章校正・校閲と呼ばれる作業です。
GoogleドキュメントやWordには校正機能がついていますので、赤い波線、青い波線をチェックするだけでも、誤植は減ります。
もちろん、この機能だけではチェックしきれませんので、一度印刷して読み返すのがおすすめです。
誤字脱字の有無をチェックして、間違った言葉の使い方をしていないかを指摘します。
表記のゆれや、文章の言い回しの矛盾点を指摘します。
事実関係の確認も、インターネット等でチェックします。
- 全体的な流れはこれでよいのか?
- 誤字脱字はないか?
- 事実関係に誤りはないか?
などに注意しながら、読み返してみましょう。
クオリティを上げるために、プロに依頼するのもおすすめです。
\ どうすればいいか悩む時は/
文章のルールのおさらい
文章のルールを挙げていくと、1冊の本が書けるほどありますので、気をつけた方がよいポイントだけ挙げてみます。
カッコの使い分けを決める
「〇〇」→会話
『〇〇』→本や映画のタイトル
(〇〇)→気持ち、注釈
〈〇〇〉→固有名詞
“〇〇”→強調
など、作品中でルールを作って統一をすると、読みやすくなりますよ。
記号と数字の使い方
文末の「?」「!」の後ろは、1マスあけましょう。
三点リーダー「……」、ダッシュ「ーー」は2マス使用します。
本文をタテ書きにする場合には、漢数字を使うのが一般的です。
漢数字を使う場合は、「十」「百」「千」などの単位を入れるかどうかを決めて全体を統一しましょう。
パーセントと西暦には、単位は入りませんので、「一九八〇年」「三〇パーセント」のように表記します。
表記は統一しよう
「行なう」「行う」
「表わす」「表す」
「気付く」「気づく」
「~ヵ月」「~か月」「~ヶ月」
など、バラバラになっているよりも、 どちらかに統一されていた方が、 文章が美しく見えますよ。
センチ、cm、㌢
要注意な表現
「ら」抜き言葉、「い」ぬき言葉、「さ」入れ言葉、「れ」足す言葉に注意
会話では違和感がなくても、文章にする場合は正確な日本語を使うように心がけましょう。
「話してた」→「話していた」
「食べれる」→「食べられる」
「歩かさせる」→「歩かせる」
「行けれる」→「行ける」
重複表現に注意
「馬から落馬して」「頭痛が痛い」「危険が危ない」などは、有名な重複表現ですが、
注意しないとけっこう似たようなことをしてしまいがちなので、読み返す時に注意が必要です。
こういう例もよくあります!
文章のねじれに注意
長い文章を書いていると、文章の最初と最後がかみ合っていないことがあります。
例えば、下記のような形です。
〇 その理由は、〇〇だからです。
✖ その理由は、〇〇するのです。
短い文章だとすぐに気づきますが、長くなればなるほど気づきにくくなるので、読み返してみて、違和感を覚えたら、真ん中を飛ばして最初と最後の辻褄が合っているかどうか、確認してみましょう。
縦書きにする場合は、縦書きで校正するのがポイント
縦書きで本を出版する場合は、原稿を書き終えてから縦書きの状態で印刷して校正するのがおすすめです。
縦書きの数字は漢数字にするのが一般的でしたが、最近はアラビア数字(1,2,3など)で表記する本が増えています。
横書きで書いていた半角の英数字は、縦書きに変換すると、横向きになってしまうので注意してください。
また、2桁の数字を「縦中横」にして90度回転させる方法もあります。
正しい情報を載せましょう
本として出版する前に、事実関係の確認をしておきましょう。
専門用語や数字が本当に正しいのかをチェックしてから出すのがおすすめです。
よくある間違いは、西暦と和暦を併記した時にどちらかの数字が違うことがあります。
人の名前や地名、エビデンスとして挙げた数字が正しいかどうか、最後に必ずチェックしましょう。
そうすることで、本と著者への信頼度がアップします!
インターネットでチェックする時には、信頼できるサイトで確認するのがポイントです。
この本の著者は信頼できる→他の人にもおすすめしよう!→また本が出たら買おう!
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