入学祝いにオススメです!
1ねん1くみの1にち
- タイトル:1ねん1くみの1にち
- 著者名:川島敏生 写真・文
- 出版社名:アリス館
- 刊行年月日:2010/9/10
- ページ数:40ページ
- ジャンル:絵本
- 5、6歳
- 小学校にあがる前の、小学校に行ったらどんな毎日が待っているのか不安に思っている子供たち
あらすじ
小学校ってどんなところ?
毎日、何するの?
給食って何が出るの?
学校の授業ってどんな事するの?
そんな、入学前の不安を解消してくれるような、東京都小平市の1年1組の1日を写真でつづった1冊。
いきいきした生徒たちの様子が伝わる
カバー写真の教室の中に、生徒たちが一人ずつ登校してきて、だんだんにぎやかになる。
先生が入ってきて、朝の会、授業が始まる。
休み時間はみんなで遊ぶ。
また別の授業があって。
そして、給食。そうじ。授業。かえりの会。
写真に、吹き出しをつけて、子供たちの発言や気持ちを拾っている。
授業中と休み時間の子供たちの表情のギャップがとてもかわいい。
忘れ物をしている子がいたり、みんなが食べ終わっても、一人で給食を食べている子がいたり、大切に飼っている虫を持ってきている子がいたり…。
この本のすごいところは、ノンフィクションなところです。
実際に、カメラマンの川島敏生さんが、東京都小平市の1年1組に密着取材をして、実際の授業の様子などを撮影したそうです。
朝日新聞のインタビュー記事のリンクを下に貼りましたので、興味がある方はご覧ください。
27人の小学1年生たちのいきいきした表情とセリフで子供たちの様子が手に取るようにわかる一冊。
小学校に行くのが楽しみになる本
来年、小学校にあがる姪に買いました。
小学校入学準備をすすめていくと、だんだん子どもも緊張してきます。
小学校の話をすると、不安で泣きだすようになってしまったそう…。
せっかく、幼稚園に慣れたのに、お友達もできたのに…。
みんなと別れて、小学校に行かなくてはならないのです。
大人だって、知らないところに行くのは緊張します。
知識がないことは、「こわい」。
5歳の子供には、相当なプレッシャーでしょう。
登校するところから、帰るところまで、同年代の生徒たちの様子が写真で細部まで見ることができ、ランドセルの中身や、みんなのふでばこや、教室の中にあるものもすべて写真で紹介されています。
国語、算数、体育、生活などの授業の様子。
1ヶ月分の給食の写真もすべて掲載されています。
教室だけではなく、図工室や理科室、校庭の様子もわかります。
これを読んで、小学校に行くのが楽しみになってくれるといいな♪
著者紹介
川島敏生(かわしまとしお)
写真家。1949年、高松市生まれ。雑誌や実用書などに写真で参加するほか、子ども向けの写真絵本を出版。著作に『写真の国のアリス』『月人石』『ごろんごろんいしっころ』『まほうのコップ』(いずれも福音館書店)がある。
本書を取材したときの様子がインタビュー記事になっていました!
朝日新聞「好書好日」
川島敏生さんの絵本「1ねん1くみの1にち」インタビュー
あわせて読みたい本
大きい1年生と 小さな2年生
- タイトル:大きい1年生と 小さな2年生
- 著者名:古田 足日・文 中山 正美・イラスト
- 出版社名:偕成社
- 刊行年月日:1970/3/1
- ページ数:166ページ
- ジャンル:児童書
からだは大きいのに泣き虫の1年生のまさやと、からだは小さくてもしっかりしている2年生のあきよ。
ふたりの友情と自立の物語。
子供のころに読んで、とても印象に残っている本です。
まほうのコップ
- タイトル:まほうのコップ
- 著者名:長谷川摂子・著 藤田千枝 川島敏生・写真
- 出版社名:福音館書店
- 刊行年月日:2012/9/25
- ページ数:24ページ
- ジャンル:絵本
たねもしかけもありません。
ガラスのコップに水を入れれば、まほうのコップのできあがり。
コップの後ろにいちごを置くと……あらら、ぐんにゃりつぶれちゃった!
見る角度を変えたり、置いたものを横に動かしたりしても、あっと驚く変身が見られます。
コップとものの距離によっても、見え方が変わりますよ。
子どもだけでなく、おとなも思わず夢中になります。
ぜひためしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。